ABS WavesightとProcureship、海上調達のライフサイクルを最適化
ABSの関連企業である、Saas型海運ソフトウェア企業ABS Wavesight™、および、業界を代表する電子調達プラットフォームプロバイダーであるProcureshipが提携関係を結び、海上調達および購買の効率化をめざしています。今回の合意により、船舶所有者や船舶運営事業者にデジタル化を通じてフリート運用を最適化するツールが提供され、コスト削減や効率化を実現できます。
自動化の選択肢が増えることで、ABS Nautical Systems®ユーザーはこれまでの事業運営、法令順守に関するメリットが拡充されるだけではなく、コストの削減も可能になります。
ABS Wavesightの最高経営責任者(CEO)Paul Sellsは次のように述べています。「効果的な調達プロセスは、運用の効率化やコスト削減を進められるため、船舶運営事業者の戦略には必須のものです。環境保護が私たちの世界で大きな比重を占めるようになりましたが、デジタル化のメリットはそれだけではありません。Procureshipの世界有数の機能をABS Nautical Systems®のエコシステムに取り入れるという選択肢をユーザーに提供できることで、海運事業者はすでにあるデジタルツールの包括的なメリットを実現しやすくなるでしょう」
ABS Nautical SystemsからProcureshipのプラットフォームにアクセスできるため、船舶運営事業者は、管理と調達が一体化された調達サイクル最適化ツールも利用できるようなります。Nautical SystemsのPurchasing Managerは、調達管理と在庫管理を統合し、Procureshipは、高度な機械学習能力やリアルタイムの市場分析、カスタマイズされた推奨事項を含むレポートを提供して、より幅広い情報に基づく調達判断をサポートします。
ProcureshipのCEO、Grigoris Lamprou氏は次のように述べています。「海運のデジタル化が進行する中では、提携こそが成長の鍵になります。ABS Wavesightは、海運における次世代のベストツールは専門家同士の密接な協力から生まれるという当社の信念を共有しています。今回の提携がその証拠です。両社独自のシステムを連携させて使用することで、企業にも業界にも、より影響力の大きい結果が生まれるでしょう」
ABS Wavesightについて
ABS Wavesight™はABSの関連企業であり、デジタル化を通じて海上輸送の脱炭素化を推し進める海運技術業界のグローバルリーダーです。業界屈指のABS My Digital Fleet™とABS Nautical Systems®のプラットフォームが収めた成功を基盤とする主力プログラムにより、海運企業に画期的なフリート管理ソフトウェアを提供して、船舶運航の信頼性とパフォーマンスを向上させます。ABS Wavesightのポートフォリオは、クラス最高水準の独自技術とサードパーティー技術を統合するもので、フリート運行管理のあらゆる側面に比類ないインサイトを提供します。2020年のリリース以来、ABS My Digital Fleetは、リアルタイムのデータに基づくインサイトを提供して、クライアントのフリート運用の効率化、コスト削減、リスク管理を支援しています。
Procureshipについて
2016年創業のProcureshipは、海運バイヤーを世界各地のサプライヤーやサービスプロバイダーとつなぐ革新的な電子調達プラットフォームです。Procureshipは、主要港と主要地域を網羅した信頼性の高いサプライヤーのネットワークを運営しており、世界の1,700隻以上の商船を保有する60社超のバイヤーをサプライヤーと繋いでいます。重要な装備品や補給品の購買、船舶へのサービスの手配を、使いやすく、迅速に効率的なものにしています。Procureshipは、あらゆるタイプの見積依頼に対して最適なベンダーを提案できる独自のアルゴリズムを開発しました。このプラットフォームは、IHMメンテナンス文書から電子請求処理など、追加機能が充実しているだけでなく、さらに貨物輸送最適化機能のリリースも予定されています。Procureshipにはすべてのバイヤーとサプライヤーを日々支援する専任のアカウントマネージャーのチームがあり、抜群のカスタマーサポート体制を整えています。詳細については、同社のウェブサイトをご覧ください。